愛人

私、きれいな自分が大好きなの。鏡を見るたびに、きれいな私がいるって分かると、嬉しくなるのね。
小さい時から、そういうナルシストっぽいところはあったと思う。きれいなものが好きだし、幼稚園の時にすでに自分の顔が一番可愛いと思ってたしね。
そんなわけで同世代の子とは仲良くなれなかったんだけど、いじめられはしなかったな。自分でも性格悪いの知ってたし、私が泣けば、男子の誰かが助けてくれるの知ってたし。
愛人気質っていうか、そういう庇護があるってどこかで甘く見てたところはあるかもしれない。
きれいでさえいれば、周りの人は助けてくれるって、信じてるところあるし。
愛人慣れしてるっていうか、十代のころからすでに愛人みたいな人はいたんだよね。
最初は、お茶一緒にしたり、休日に出かけたりするだけだったけど、だんだんと高価なものをプレゼントされたり、お金もらったり。

「こういうきれいなものは、その価値がある人が身につけなきゃ」って、その愛人、色々してくれて。
若い女の子を総合プロデュースしたかったのかもしれないけど、服から何からすべて、その人が調達してくれた。
十代のころからそれじゃ、親は何してたの?ってみんな思うだろうけど、親も公認だったんだよ。
っていうか、最初の愛人って、親の関係者だったし。親の遠い親戚だったみたい。
法事の時に私を見かけて、それで「色々面倒みさせてくれ」って言われたらしいよ。
親も積まれたお金見たら目がくらんじゃったみたい。
女が若くてきれいってだけで、男はお金を払いたくなるものなんだなって、十代のころに気付いた。
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